
適材適所を見極め、アイメッセージをより良く活用する
アイメッセージには種類があり、相手との関係で適材適所を見極める必要があります。
アイメッセージの種類については以下を参照してください。

他者をコントロールする、見せかけのアイメッセージ
見せかけのアイメッセージというのは、相手を何気にコントロールしようとするあなたメッセージのことです。
- 私は~思う。
- 私は~嫌です。
- 私は~してもらうと嬉しい。
「私は~」がつくと、アイメッセージなる!
… そうではない!!
ということです。
なぜ見せかけのアイメッセージになるのか?
- アイメッセージを知らない
- 日本語に主語がないので慣れていない
ということもありますが…
人がマイナスに感度が高いからです。
人の「マイナス面の感度が高い」その理由
人はマイナス面に感度が高い?
とはどういうことかというと、命を守るために人間はそういう風にできています。
マイナス面に感度の高い状態でアイメッセージを使うと、見せかけのアイメッセージになります。
ですから「困った時のアイメッセージ」を、推奨しています。
マイナス面に感度が高いということは、人はイヤや不快に敏感だということです。
しなやか自分軸では、その敏感な「イヤ」に注目します。
イヤに注目すると、自分が見えてくるからです。
自分が見えてきた時に、アイメッセージがラクに言えます。
でも直ぐに見えてくるわけではありません。
イヤの感度から、自分が見えてくるまで
自分が見えてくるまでには、順番があります。
でもステップを踏めば、確実に見えてきます。
自分が見えてから、数種のアイメッセージを使います。
それは「本音のアイメッセージ」にするためです。
見せかけのアイメッセージの例
物が散乱している机を見て
「片付いている方が、好きなのよね」
姿勢が悪いと
「姿勢が綺麗な方が気持ちがいいと思うわ」
これらはアイメッセージであっても、言われた立場になってみると…
な~~~んか嫌味でしょ( ̄_ ̄ i)
これは相手をコントロールしようとしている「見せかけのアイメッセージ」です。
ハッキリ言えば…
あなた、片付けなさいよ!
あなた、姿勢を正しなさいよ!
…です。
ね。
あなたメッセージでしょ。
本当にそれが言いたいことなのでしょうか?!
なぜ見せかけのアイメッセージを、伝えることになるのでしょうか?
人は好きよりイヤ!の方の感度が高い。
人は快より不快!の方の感度が高い。
目の前の人が言っていること、それを不快に思う時は、自分が何かに反応しています。
何に反応しているのでしょう?
- 自分が心の中で、禁止していること
- 自分がしなければいけないと、思っていること
- 自分がしてはいけないと、思っていること
- 自分が本当はしたいと、思っていること
あるいは具体的に困ることに、上記のいずれかを目の前で展開されると…
不快でしょうがなく
いてもたってもいられず
その不快なことは、取り除きたくなります。
そんなときはつい、「あなた」が主語になります。
- あなた~しなさい
- あなたこうしたほうがいい
- あなたそれはダメでしょう
軸対話を知ると「あなたメッセージ」はよくないことは分かるけれど…。
本音のアイメッセージに気づくのは、なかなか難しいといったことがおきます。
言葉は嘘をつく
行動は比較的自分がしたいことをするように動いている。
しかし、言葉は嘘をつくことが多いのです。
その場合、本当に伝えたいことではないアイメッセージである場合があります。
この事例を挙げてみます。
【事例1】
何時だと思ってるのよ!!心配させて!
と遅く帰ってきた娘に言う
本当は
何事もなく、無事で良かった~。安心した~。
と最初は思ったはず。
【事例2】
片付けなさいよ!
本当は
作った料理を、並べたい。
みんなで楽しく、食べたい!
と思っている…。
【事例3】
姿勢が悪い!足は組まない!あなたのことを心配してるのよ
本当は
身体がおかしくなるんじゃないか。
そんな態度で、嫌われるんじゃないか。
姿勢が正せないほど、イヤなことがあるんじゃないか。
と思っている…。
ね。言葉は嘘をつくでしょ。
自分が分からない状態で言うメッセージは、「あなたメッセージ」や「見せかけのアイメッセージ」になりやすいのです。
なので困ったときの、アイメッセージを作ります。
そうやって、しっかり自分を見つめることができるようしていきます。
そうやって、自分のことを考えられるようにしていきます。
不快なことに感度が高いのでしょう?
ではどうして、私たち「人」は不快なことに、感度が敏感になっているのでしょう?
それは命を守ることに繋がるから。
それと共に、自分のことをよーーく知りたいからです。
人は「好き」より「イヤ!」の方の感度が高い
人は「快」より「不快!」の方の感度が高い
これは「イヤ」や「不快」が、自分の命を守ると考えているからです。
そして自分のことを知りたいのです。
これは本当に自分にとって、大切なことなのか?!
もっと他に、大切なことはないのか?!と。
目の前の「イヤ、困った」といった「不快なこと」は、自分を知りたいから起こるのです。
しっかりその不快なことを見つめて、自分を知って、心地のいいアイメッセージを語れる自分になりましょう(*^ー^)ノ
ボチボチね(o^-‘)b
【まとめ】
行動は嘘をつかないけれど、言葉は嘘をつく。
マイナス面に感度が高い時の言葉には、嘘が多い。
上辺の言葉に流されない、もっと自分の本質に迫りましょう!
しなやか自分軸では、その敏感な「イヤ」に注目します。
「イヤ」に注目すると、自分が見えてきます。
